食料自給率弁当について
今年の1月、東北大の経済学部ゼミの学生が企画した「日本SHOCK!フェア」は、もし海外からの輸入がストップしたら、日本の食糧事情はどうなるのかを体感できるイベントでした。農水省の協力もあり、マスコミでも取りあげられ、大きな反響がありました。
イベントの内容は、日本の食糧自給率39%の1日の摂取エネルギー996キロカロリーを踏まえたメニューを、大学生協で提供するというもの。芋中心で、ご飯はあるけれど、漬物少々、リンゴ4分の1、サンマ一匹しかありません。しかも、調味料は塩だけ。肉も卵もなし、という内容でした。
食料自給率の数字ではなかなか実感がわかないのですが、この現実を、見て、食べて、体感できるイベントは、すごいと思いました。
では、秋田の食料自給率は?東京の食料自給率は?と考えて調べ始めると、いろいろなことが見えてきました。
農林水産省で発表している食料自給率(カロリーベース) 平成18年度版をみると、
全国平均 :39%
1位 北海道 :195%
2位 秋田 :174%
3位 山形 :132%
:
45位 神奈川:3%
46位 大阪 :2%
47位 東京 :1%
北海道や秋田は、せっせと生産して大都市に輸出しています。東京は食料自給率が1%。一極集中がしっかり現れています。人口が多すぎます。
北海道の食料自給率が高いのは簡単に想像がつきますが、秋田は地味ながら174%もあるのです。秋田に住んでいても実感できません。
では、実感するためには東北大のイベントを参考に、東京、秋田の食料自給率弁当のレシピを作ってみたらどうだろうか、と考えました。
完成したレシピを元に、実際に作ってみたお弁当は当日公開します。
ぜひ、お楽しみに!